2013年9月23日月曜日

ソルゴウをトラクターで倒した

田んぼ落札しました。

ついフェイスブックに書いてしまします。下記がリンクです。
FarmGardenKaze
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さて9月中旬にヤフーオークションで田んぼを落札しました。といっても下記のようにインターネット公売としてかなり大規模に行われています。すでに宗像市の公売は終わったので掲載されていません。
農地を取得するには、『5反(1500平米)』の耕作証明かまとめて5反以上取得して新規就農者になる方法があります。僕は5反以上の就農者ですから下記書類を揃えて申請し、9月17日に手続きを終了し、登記簿を受け取るだけです。
 官庁の公売というと縁のない感じでしたが、以外と普通のオークションに近い手順で事が進むことに驚きました。

1.公売保証金納付書兼支払請求書兼口座振替依頼書
    (1)売保証金納付手続きのご案内【PDF 812KB】
    (2)共同入札での公売保証金納付手続きのご案内【PDF 1,375KB】
5.所有権移転登記請求書【PDF 885KB】
6.所有権移転登録請求書【PDF 775KB】
7.送付依頼書【PDF 780KB】
8.農地法3条許可書
   (1)耕作概要
   (2)農業委員確認
   (3)水利組合ないし農事組合同意書



2013年9月5日木曜日

カラフル野菜の忘れ物



ピーマン(赤・黄)、キュウリ、オクラ、ゴーヤー


嫌になるほど続いた秋雨は日照りに痛めつけられた野菜を甦らせたようだ。夏野菜のナス、ピーマン、カボチャ、キュウリ、ゴーヤ、オクラなどの夏の忘れ物たちが買い物かごに集まった。
 これまで農産物は、規格と数量を厳しく農協から指示されてきた。規格に合わなかったり、数が揃わなかったりしたら家で食べるか畑に捨てるかだ。しかし農産物直販所が機能し始めてから様相は変わった。この買い物かごの野菜を、キュウリ2本1袋、オクラ1袋、ゴーヤ2個づつ3袋、ピーマン2袋と袋詰めして出荷した。無農薬・有機栽培のラベルが特徴だが、ほぼ午前中に売り切れた。

 売れ残ったら家で食べようと「道の駅むなかた」に出品した野菜が売れてしまうのは、ちょっと残念だが喜びでもある。

 生産者の心意気が売り場に反映されるのは楽しいことだ。ハガキ大の小さな看板(ポップ)を手書きイラストやパソコン制作で工夫する。小さなラベルに食べ方や特徴を工夫して表現する。中でも僕が大事だと思うのは、「農薬を使わない」「有機肥料」という表示にこだわることだ。

 かつてDDTやBHCという薬剤が安全で効果的として全世界で多用され、レイチェルカーソンが沈黙の春で告発するまで使い続けられた。だから今安全とされる薬剤が、今後安全であり続ける保障はない。そして食用植物栽培(いわゆる農業)に薬剤や化学肥料を使うようになったのは近代化学工業の販路を確保し、近代科学の成果をアピールするためだ。それがさまざまな弊害を起こしている。一方で「不耕起栽培」が発展途上国でも高い評価を得ている現状から目をそむけているのが、農水省、農協だ。なんとか農薬を使わず、多少の有機肥料だけで美味しい野菜や米をつくりたいと願うのは、先進国日本の農産物栽培に携わるものとして当然のことだと思う。

ファームガーデンの畑では「10年無農薬・無除草剤」をモットーにしている。

ちょっと長いが、農水省WEBサイトから関係データを示しておく。
多年生の植物から収穫される農産物にあってはその最初の収穫前3年以上、下の肥料及び土壌改良剤、農薬以外を使わないことがJAS法でいうところの「無農薬・有機栽培」の必要条件だ。

肥料及び土壌改良  基準 

資材
【植物及びその残さ由来の資材  】
植物の刈取り後又は伐採後に化学的処理を行っていないものであること。
【発酵、乾燥又は焼成した排せつ物由来の資材】家畜及び家きんの排せつ物に由来するものであること。【食品工場及び繊維工場からの農畜水産物由来の資材】
 天然物質又は化学的処理(有機溶剤による油の抽出を除くを行っていない天然物質に由来するものであること。
【と畜場又は水産加工場からの動物性産品由来の資材】
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであること。
【発酵した食品廃棄物由来の資材】
食品廃棄物以外の物質が混入していないものであること。
【バ ー ク 堆 肥】
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであること。
【メタン発酵消化液(汚泥肥料を除く。)】
家畜ふん尿等の有機物を、嫌気条件下でメタン発酵させた際に生じるものであること。ただし、し尿を原料としたものにあっては、食用作物の可食部分に使用しないこと。
【グアノ】
乾燥藻及びその粉末
【草 木 灰】
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであること。
【炭 酸カル シウム 】
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するもの(苦土炭酸カルシウムを含む。
)であること。
【塩 化 加 里 】
天然鉱石を粉砕又は水洗精製したもの及び海水又は湖水から化学的方法によらず生産されたものであること。
【硫 酸 加 里 】
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであること。
【硫 酸 加 里 苦 土 】
天然鉱石を水洗精製したものであること。
【天 然 り ん 鉱 石 】
 カドミウムが五酸化リンに換算して1kg中90mg以下であるものであるこ
【硫 酸 苦 土 】
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであること。
【水 酸 化 苦 土 】
天然鉱石を粉砕したものであること。
【軽焼マグネシア】
【石こう(硫酸カルシウム)
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであること。
【硫黄】
【生石灰(苦土生石灰を含む。)】
 天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであること。
【消 石 灰 】
 上記生石灰に由来するものであること。
【微量要素(マンガン、ほう素、鉄、銅、亜鉛、モリブデン及び塩素)】
 微量要素の不足により、作物の正常な生育が確保されない場合に使用するものであること。
【岩石を粉砕したもの 】
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであって、含有する有害重金属その他の有害物質により土壌等を汚染するものでないこと。
【木 炭】  天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであること。
【泥 炭】  天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであること。ただし、土壌改良資材としての使用は、育苗用土としての使用に限ること。
【ベ ン ト ナ イ ト】
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであること。
【パ ー ラ イ ト】
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであること。
【ゼ オ ラ イ ト】
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであること。
【バーミキュライト】
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであること。
【けいそう土焼成粒】
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであること。
【塩 基 性 ス ラ グ】
トーマス製鋼法により副生するものであること。
【鉱さいけい酸質肥料】
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであること。
【よ う 成 り ん 肥】
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであって、カドミウムが五酸化リンに換算して1kg中90mg以下であるものであること。
【塩 化ナト リウム】
海水又は湖水から化学的方法によらず生産されたもの又は採掘されたものであると。
【リン酸アルミニウムカルシウム 】
カドミウムが五酸化リンに換算して1kg中90mg以下であるものであること。
【塩化カルシウム 】
【食酢 】
【乳 酸 】
植物を原料として発酵させたものであって、育苗用土等のpH調整に使用する場合に限ること。
【製糖産業の副産物 】
【肥料の造粒材及び固結防止材 】
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであること。ただし、当該資材によっては肥料の造粒材及び固結防止材を製造することができない場合には、リグニンスルホン酸塩に限り、使用することができる。
【その他の肥料及び土壌改良資材】
 植物の栄養に供すること又は土壌を改良することを目的として土地に施される物(生物を含む。)
及び植物の栄養に供することを目的として植物に施される物(生物を含む。)であって、天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するもの(燃焼、焼成、溶融、乾留又はけん化することにより製造されたもの及び化学的な方法によらずに製造されたものであって、組換えDNA技術を用いて製造されていないものに限る。)であり、かつ、病害虫の防除効果を有することが明らかなものでないこと。ただし、この資材は、この表に掲げる他の資材によっては土壌の性質に由来する農地の生産力の維持増進を図ることができない場合に限り、使用することができる。

 農薬
農薬 基 準
【除虫菊乳剤及びピレトリン乳剤】
除虫菊から抽出したものであって、共力剤としてピペロニルブトキサイドを含まないものに限ること。
【なたね油乳剤】
【マシン油エアゾル】
【マシン油乳剤】
【デンプン水和剤】
【脂肪酸グリセリド乳剤】
【メタアルデヒド粒剤 】
捕虫器に使用する場合に限ること。
【硫黄くん煙剤】
【硫黄粉剤】
【硫黄・銅水和剤】
【水和硫黄剤】
【石灰硫黄合剤】
【シイタケ菌糸体抽出物液剤】
【炭酸水素ナトリウム水溶剤及び重曹】
【炭酸水素ナトリウム・銅水和剤】
【銅水和剤】
【銅粉剤】
【硫 酸 銅 ボルドー剤】
調製用に使用する場合に限ること。
【生 石 灰 ボルドー剤】
調製用に使用する場合に限ること。
【天敵等生物農薬】
【天敵等生物農薬・銅水和剤】
【性 フェロ モン剤】
農作物を害する昆虫のフェロモン作用を有する物質を有効成分とするものに限ること。
【クロレラ抽出物液剤】
【混合生薬抽出物液剤】
【ワックス水和剤】
【展 着 剤】
 カゼイン又はパラフィンを有効成分とするものに限ること。
【二酸化炭素くん蒸剤 】
保管施設で使用する場合に限ること。
【ケ イソウ 土粉剤 】
 保管施設で使用する場合に限ること。
【食酢 】
【燐酸第二鉄粒剤 】
【炭酸水素カリウム水溶剤 】
【炭酸カルシウム水和剤 】
 銅水和剤の薬害防止に使用する場合に限ること。
【ミルベメクチン乳剤 】
【ミルベメクチン水和剤 】
【スピノサド水和剤 】
【スピノサド粒剤 】
【還元澱粉糖化物液剤 】

2013年9月4日水曜日

稲穂が黄金色を帯び「金色の野に降りたちて・・・」になりつつある

6月14日〜17日にかけて植えつけた「夢つくし」が色づき始めた。田植え当時は貧弱な株で間が空いた粗植だった。古老から「これじゃ2割り以上減収だ」と指摘されたほ場は見事に田んぼを埋め尽くしている。まだ2年目だが、平米20株という従来の慣行栽培よりうんと少ない10〜15株の粗植栽培が良い結果を生み出すのは誰もが認めるところのようで、近隣の田植え後の水田は株数が少なくなっている。
穂揃い期の12ほ場
下の15ほ場と同じ田植え

2013年6月19日水曜日

田植え後の水管理

田植直後の15ほ場  
田植え後は苗が顔を出す程度に水を張るのが常識だ。写真は少し水が少ないのでもう少し入れた方が良いようだ。しかし近隣のほ場は田植え後ほとんど水を落としている。恐らくジャンボタニシを入れないようにする為だと思うが、活着しにくくなるように思う。

2012年5月29日火曜日

田植えの時に稲株を粗く植える『疎植』

岐阜農協より
疎植にまつわるQ&A

基本的に施肥量や施肥方法を従来のやり方から変える必要はありません。省力化を目的とするならば[元肥 一発肥料]、安定多収をめざすならば[元肥+穂肥]というように、肥料設計の考え方は慣行栽培と同じです。もちろん疎植栽培は[元肥一発肥料][元肥+穂 肥]どちらでも適応します。
この点について滋賀農業総合センターでは次のように分析しています。「幼穂形成期における稈の太さは疎 植になるほど(株間が広いほど)太く、節間の伸張は疎植になるほど短くなる傾向を示したため、倒伏には強くなると推測される」。このような特質は、特に酒 米や人気品種のコシヒカリなどの長稈種の栽培において、より大きなメリットとなります。
疎植栽培の考え方の基本は、稲が育とうとする自然の力に委ねること。何かと手を加えて過保護に育てられ ると病気にかかりやすい体質になるのは人も稲も同じです。より自然に近い状態で鍛えられ、風通しと採光の良い広い株間でのびのびと育つと、稲は病気に強く 丈夫な体質に育ちます。

疎植は単純に株数そのものが減るので一見すると収量が落ちるように思われるかもしれません。しかし、疎植によって1株当たりの有効茎数が多くなり、さらに 茎そのものも太く育って維管束が大きくなるので、1穂当たりの籾数が増加し、充分な収量を確保することができます。平成15年のように低温や日照不足の影 響で全国的に作況指数が低迷する中でも、疎植栽培は「例年並みに穫れた」という声が多かった点も注目されます。

2012年4月20日金曜日

キタアカリが順調だ

2012年2月12日植え付けのキタアカリが2.5cmほどに成長した。5月には獲れ始めるだろう。約12kgの種芋を植えつけたので少なくとも2トンは収穫したいところだ。